Ubuntu 16.04LTS で使える Git GUIクライアント
Gitは普段コマンドで操作していますが、コミットやマージの履歴をみる場合だけ、どうしてもGUIで確認したくなります。 Linuxで使えるGit GUIクライアントもそこそこ色々ありますが、インタフェースを見た感じあまりぐっとくるものがありません。
- git-cola
- giggle
- gitk
- git-gui
- qgit
- gitg
- GitForce
- Egit
WindowsやMacではGUIクライアント豊富そうですが、Ubuntuだとなかなか無いです。 そんな中でも、次の3つが見た目が良く、おすすめです。
GitKraken
米Axosoftという会社がGitKrakenという新しいGit GUIを開発しました。 現在はこれを使っています。Electronが使われており、Windows、Mac、Linuxに対応しています。NodeGitが組み込まれているので、GitをインストールしなくてもGitKrakenだけで動作が可能らしいです。
このGUIクライアントでできることは他のGUIクライアントに比べて、多くはありませんが、基本的な操作はできるみたいです。私はGUIを使わずにgitコマンドで操作しているので使ったことが無いです。なんと言っても見た目が良く、コミットやマージの履歴を追いやすいです。私はGUIクライアントで履歴を追うために使うので、一番使い方に合っています。
インストールは公式サイトから、debパッケージをダウンロードして、Ubuntu Softwareかdpkgコマンドでインストールします。
SmartGit
独syntevoという会社が開発しているGUIクライアントです。一番最初にGUIクライアントにはこれを使いました。Windows、Mac、Linuxに対応しており、そこそこ見た目は良いのですが、無料で使えるのは非商用の場合だけなので、今回はパスしました。
インストールは、PPAを追加して、updateします。
$ sudo add-apt-repository ppa:eugenesan/ppa $ sudo apt-get update
その後、smartgitをインストールします。
$ sudo apt-get install smartgit
GitEye
米CollabNet社の開発です。これは、SmartGitの後に見つけて試したGUIクライアントです。これもWindows、Mac、Linuxに対応しています。Eclipse RCPフレームワークが使われています。GitKrakenが出るまではこれを使っていましが、履歴部分の表示が狭く感じていたのと、何やらUIが複雑でややこしいのであまり好きになれませんでした。
インストールは公式サイトから、ダウンロードボタンをクリックし、ダウンロードページを表示し、Linuxを選択して、zipをダンロードします。 zipを展開して、「GitEye」の実行ファイルから起動します。
それでもやっぱりCUIか
ここまでGUIクライアントを紹介してきましたが、tigというCUIベースでグラフィカルにgitを操作できるツールがあるようです。起動が早いし、そこそこ履歴が見やすく、なんと言っても端末からの操作できるので、今まで別々に行っていた履歴を見る操作とgitコマンドの操作がシームレスに行えそうです。今後、試してみようと思います。
インストールは次のコマンドでインストールできます。
$ sudo apt-get install tig
起動も次の3文字で素早く起動します。
$ tig